経路1
尺沢(しゃくたく)
尺沢(しゃくたく)の由来
「尺」は肘のことです。ちなみに、東洋医学(漢方)では、手首からひじまでの長さを「一尺二寸」としています。「沢」は、低くへこんだ地形を意味し、水が溜まる所を指しています。このツボは肺経の合穴で、合穴は水に属します。手の太陰の脈の気が、あふれる水のようにこのツボに入る様子を例えています。
尺沢(しゃくたく)の効能
ひじの痛みを治す際の重要なツボです。テニスや野球ひじの治療や、関節リウマチなどの治療によく用いられます。上腕から前腕にかけての痛みやしびれにも効果があります。肩から背中にかけての痛みにも、このツボが用いられます。また、このツボは肺経に属していることから、呼吸器症状の治療にも効果があります。咳や喘息、軽い呼吸困難などに用いられ、咳止めのツボとして知られています。風邪で咳込むようなときにお使いになれます。このほか、吐血や遺尿症、口の渇きなどに用いられます。
尺沢(しゃくたく)の位置
ひじを曲げたときにできる横じわ(肘高横紋)のちょうど中央にある、かたい筋(腕二頭筋腱)の外側のくぼみにあります。
尺沢(しゃくたく)が所属する経絡
手の太陰肺経