肝炎

肝炎とは
肝炎には、「急性肝炎」と「慢性肝炎」があります。急性肝炎は、薬剤や飲食物の影響に加えA型肝炎ウィルスの感染などで起きます。
慢性肝炎は、B型・C型の肝炎ウィルスによっての感染のほか、飲酒や過食、免疫異常などから起きることがありますが、原因が不明瞭なこともあります。自覚症状が少ないことから、健康診断などの血液検査で見つかることが多い病気です。症状としては、腹部の不快感、食欲低下、だるさ、微熱、黄疸などです。
肝炎が長く続くと、壊れた肝臓の組織が繊維化して硬くなります。それが広がると肝硬変です。血の流れの悪化や血管からの出血を起こしやすくなり、肝機能がダメージを受けることになります。
肝臓の機能障害
ここで、肝臓の機能について簡単に触れておきます。
肝臓は、グルコース、脂肪酸、コレステロールやたんぱく質、胆汁など休に必要なものをつくり、グリコーゲンの形で貯蔵します。脂肪を蓄えたりします。そして、アルコールや薬など体の外から持ち込まれたものや体内で分解された有害物質を分解します、
肝炎になると、これらが正常に働かなくなります。ただ、急性肝炎は入院による治療で回復することが多いのですが、慢性肝炎は症状に気が付かずに悪化していくケースも多く見受けられます。このような慢性肝炎の治療には、よく漢方薬が用いられます。
肝炎の東洋医学的な考え方
東洋医学的に上で説明した肝臓の働きをみると、「脾」の働きに近いと考えます。
さて、肝炎によって黄疸が出ている場合を先に考えますと、黄疸は、黄色という色から判断しても「湿熱」ととらえます。「湿熱」とは、余分な水と熱が体内に停滞している状態です。
肝炎の漢方薬
このような「湿熱」を解消するために、茵蔯五苓散、茵蔯蒿湯などの漢方薬を使います。なお、壊れた肝臓の再生には良質なたんぱく質が必要になりますが、多く取りすぎるのは逆効果なのでご注意ください。
また、肝炎で全身に倦怠感があり、胃のつかえ感がある場合には、気の流れに悪影響を与えていることから次の漢方薬を使います。
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