だるい、疲れやすい

だるい、疲れやすい体の東洋医学の考え方
だるさや疲れやすさを訴えて病院で調べてもらっても、異常なしという結果が出されることがあります。
このように、西洋医学の病名がつかないだるさや疲れやすさは、東洋医学では、元気の足りない状態と考えます。「気虚」です。ただ、気を補えば解決するかというと、そう単純でもありません。気が少ないだけでなく、気があっても巡らなければ元気は出ませんし、多少元気は少なくてもその元気が体中を勢いよく順調に何度も巡れば、疲れを感じずにすむからです。
気の絶対量の不足する症状と、気の巡りが悪い症状では、疲れやすさに違いがあります。
気の量の不足では、起床時には疲労感は比較的軽くて、夕方に向けて強くなります。体を使うことで疲れは強くなり、休息すると回復するという状態です。
気の巡りに問題がある場合では、疲労感は、朝に強く夜や就寝時には軽減する傾向があります。こちらは動くことが疲れにくい体質をつくっていきます。イライラし、手足の冷えと顔のほてりタイプはこちらです。
「気の不足」の改善策と漢方治療
元気の全体量が不足するのには、気を作り出せない場合と気の使いすぎの場合があります。
気を作るのは、生まれ持っての先天の精を供給する「腎」や、食べ物から水穀の精を取り込む「脾」、清気を取り込む「肺」などの働きが必要です。こうした働きが低下することで気を作れず不足の原因になります。
こういうタイプでは、食欲がなく冷え性の傾向があります。
食事で元気を付けようと考えがちですが、栄養のあるカロリーの高い食事は体に負担になり、かえって消耗します。空腹感に合わせて、暖かい消化の良い食事を楽しむ程度に取ることが大事です。
だるさ、疲れやすさ対策の漢方薬①
「気の巡りが悪い」場合の改善策と漢方治療
気の巡りの障害では、巡らせる機能自体に問題があるか、何かの障害物が巡りを邪魔するかに分けられます。
なお、気を巡らせる働きには、感情と関係の深い「肝」の働きや、知能と関係の深い「心」の働きが関わっています。このことから精神や心理状態が関係し、これらの機能に異常があると気の滞りを生じて疲れやすさを感じます。
気が滞る「気滞」と関係の深い状態で、ストレスや考え事などが原因で疲れやすくなる状態を示しています。
疲れやすいからといって、日中室内にこもって横になっていると、巡りの悪さはさらにひどくなり、リズムのずれから夜はかえって元気になり眠れないといった現象を起こします。
よい陰は、夜の睡眠によって作り出されます。
だるさ、疲れやすさ対策の漢方薬②
だるい、疲れやすいの関連ページ