誘引と素因|漢方用語

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誘引と素因

誘引と素因についてご紹介します。 漢方用語は難解のことばが多いので、できるだけわかりやすく解説をしています。内容は、東洋医学概論(医道の日本社)、読体術~体質判別・養生編(農村漁村文化協会)を参考にしています。

誘引と素因


東洋医学の大事な考え方に、「誘引と素因」があります。

病気を考えるときに、体を取り巻く環境の要因と体の内部の要因に目を向けて考えます。病気を発生させるもとになるものを「邪」、それを解決しようとする体のはたらきを「正」ととらえて、邪と正が闘う「邪正闘争」の過程が病気の様子を示すと考えるのです。

体の外と中との関係だけでなく、体のなかでも邪が発生し、それを解決する正気との闘いがあるというものです。

この考えは、病気の原因を一つに求めるのではなく、引き金となる直接的な原因と、その引き金が病気を起こすまでの様々な条件をもう一つの背景的原因と考えて、誘因と素因の関係で病気を理解することにつながります。

花粉症の場合


花粉症の原囚が花粉にあり、感染症の原因が病原性細菌やウイルスにあることは疑いのない事実ですが、同じ環境に置かれても発症する人とそうでない人がいることを考えると、花粉や細菌は誘因にすぎず、体のひずみが素因として、またもう一つの発症の原因として存在することを東洋医学は忘れません。

誘因を除くだけでなく、素因を解決することで、同じ環境に置かれても発症しない体を目指すことができます。

その治療法も、誘因の排除や誘因への攻撃だけでなく、体への援助や体の機能修復を重視することで、表面的な対症療法だけに終わるのではなく、深くその原因にまで治療の矛先を向ける姿勢が生まれます。

こうした考えは、内科疾患や慢性的な病気に対しても同じように当てはまります。



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