燥(疾病の外因)

燥(疾病の外因)
燥は、秋の主気です。
「五行」では、金に当たります。「五臓」では肺と深い関係があります。燥は、陽の邪気で、口や鼻から体に入ってきます。そして、肺を犯すのです。燥邪の引き起こす病状などについて、みていきましょう。
乾燥といえば燥
燥邪が、私たちの体に侵入すると、水を消耗させます。体を潤わせていた水が乾燥し、少なくなれば様々な場所で、カラカラ状態が生じ始めます。
例えば、口や鼻が乾き始めます。のどが渇けば、水分が欲しくなります。皮膚が乾けば、かさかさしてひび割れが起こります。毛髪が乾けば、パサパサになり、艶もなくなります。
肺を痛める
肺は、湿を好む臓器です。逆に、燥を嫌う性質を持っています。
燥邪が肺にはいると、呼吸を司る機能が衰え、粘りけのある少量の痰を伴う咳が出るようになります。咳に血が混ざったり、喘息、胸痛といった現象が起こります。
燥の主気は秋ですが、日本の冬も、燥が伴うことも多いです。特にエアコンの乾燥には、十分に注意してください。加湿器を使ったり、水分をまめにとるなど、のどや鼻を潤ってあげてください。