虚実(きょじつ)

虚実(きょじつ)
東洋医学で体質を考える大きな柱の1つが、虚証と実証です。
「虚証」は、体に必要なものが不足したり体の働きが低下したりしている状態を指します。「虚」の状態は健康を害する原因となります。
「実証」は、必要なものがたくさんありすぎて過剰な状態を指します。これも健康を害する原因となります。
様々なものが体を巡ることで、私たちの健康は維持されています。少なくても多すぎても巡りは悪くなり、健康的なバランスを崩すことになります。
うち漢方では、体内にある成分を「気、血、水、精」を虚実によって分類しています。それぞれが不足すると、気虚、血虚、陰虚、陽虚の虚証となり、それぞれが滞ったり過剰になったりする気滞、血瘀、湿痰、湿熱の実証となります。
なお、注意すべきことは、虚証、実証それぞれの中に陰証と陽証があるということです。
例えば、血や水が不足する虚証では、乾燥感が強くなり気分がいらだったりしますが、夜にほてりを感じたりする陽証になることがあります。また、血の滞りや水の過剰が目立つ実証においては、疲れやすかったりむくみや冷えが強かったりする陰証になることもあります。
虚実(きょじつ)の解説(動画)