気虚(ききょ)

気虚(ききょ)
気虚とは、体内の「気」が不足している証です。
どんなタイプ?
気虚タイプの方の外見は、色白で痩せている人が多く、見るからに疲れているなあ、と感じる体型をしています。
気虚タイプの方は、胃腸が弱く、食欲があまりないのが特徴です。何とか食べようとしてもなかなか食べ物が喉を通りません。また、食欲がないにもかかわらず無理に食べると、胃がもたれ、お腹が張ってしまうこともあります。下痢をすることも多く、中には便秘になることも。
もう少し気虚を知る
多くの「気」は食事から補充するものですが、胃腸が弱いために補充が不十分な状態です。気が足りないから、口数も少なく、声や表情にも元気がありません。エネルギーが外に出ないのです。
気が少ないと、胃下垂、脱肛、腎臓下垂、子宮下垂など、内臓が下がった状態になってきます。立ちくらみ、低血圧になることも。本来は、「気」は軽いものなので上に向かいますが、エネルギー不足で上に上がらずこのような症状が現れます。
いつも疲れていて倦怠感や体のだるさが生じています。手足のだるさも感じることがあります。「脾」は手足にかかるエネルギーと、関係があることからこのような症状も出ます。
体全体の「気」が少ないことで、抵抗力が弱まっています。体を守る体の表層(皮膚の層)の気も少ないことから、外邪(がいじゃ)が体内に入りやすくなります。風邪を引きやすいのも特徴です。ちょっとしたことで、あざができたりするのは、表層の「気」の力が少ないことが原因です。
また、「気」は「熱」のもとになりますが、その気が少ないので熱の産出量も少なくなります。だから、寒さに弱くなります。
気虚タイプの舌と脈
舌は全体的に白っぽく、ぼてっとした感じです。舌にも元気がない状態です。舌の周りが、ギザギザしていることもあります。舌の表にある苔(のり)が、所々はがれていることも。脈はどうでしょうか。どちらか一方の手首で、脈の状態を探ってください。「気」の力がないことから、脈にも元気がありません。
かかりやすい病気の例
気虚タイプの方が、かかりやすい病気は次のとおりです。
・胃下垂
・脱肛
・腎臓下垂
・子宮下垂
・子宮脱
・立ちくらみ
・低血圧
・慢性胃炎
・慢性腸炎
・下痢
・便秘
気虚(ききょ)の解説(動画)