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八綱病証(寒熱、虚実、陰陽)|漢方用語

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八綱病証(寒熱、虚実、陰陽)

八綱病証(寒熱、虚実、陰陽)についてご紹介します。 漢方用語は難解のことばが多いので、できるだけわかりやすく解説をしています。内容は、東洋医学概論(医道の日本社)、読体術~体質判別・養生編(農村漁村文化協会)を参考にしています。

八綱病証(寒熱、虚実、陰陽)


「八綱病証」の続編です

*八綱とは、病の深浅(病位)、病の性質(病情)、病の勢い(病勢)を陰陽の概念によって、表裏、寒熱、虚実に分けるというもの

寒熱


寒や熱は、体内の陰気、陽気が盛んになったり、衰えたりすることで生じる病情です。勘違いしないでいただきたいのは、単なる体温ではないということです。

「寒」とは、自覚的には冷えを感じることです。他人が触ると冷たく感じます。代表的な症候は、悪寒、手足の冷え、顔面蒼白、寒性の下痢、小便の色が薄くて量が多いなどです。唇は白っぽくなり、舌苔も白くて湿っています。脈は遅くなる傾向にあります。

「熱」とは、自覚的には熱感があることです。他人が触ると熱い感じがします。代表的な症候は、発熱、顔のほてり、小便の量は少なく赤濁しています。口の渇きを覚え、舌苔は黄色くなります。脈は速くなる傾向にあります。

虚実


虚や実は、疾病の過程で、邪気と生気が戦っている現れなのです。東洋医学独特な考え方です、体質にも関係しています。

「虚」とは、生気の不足によって起こります。邪気に対して、生気の抵抗力が低下していることから、体内での正と邪の間での激しい戦いはありません。疾病の後期や、慢性の病証などに多くみられます。

体質的なものとしては、か細く、胃腸が弱く、汗をよくかく、無力にみえる方によくみられます。代表的な症候は、呼吸や言葉の勢いが弱い、下痢気味、小便の量が少なく、筋肉に弾力がないなど。痛いところをもむと、気持ちよく感じます。

「実」とは、邪気の勢いが強いことによって起こります。この場合、邪気だけでなく、生気も比較的旺盛で抵抗力も強いので、正邪間の激しい戦いが行われています。疾病の初期や中期、血や水の停滞している病証によくみられます。

体質的なものとしては、がっちりとしていて、胃腸が丈夫、生命力旺盛な方に多くみられます。呼吸や語気は強く、汗をかきづらく、便秘、小便の回数が少なく、筋肉に弾力があるなど。痛いところをもむと、悪化し痛みを感じます。

陰陽


八綱病証である「表裏、寒熱、虚実」を総括する考え方に、陰陽があります。また、すべての疾病を陰陽の二面性で識別するという診断方法です。

「陰」とは、生体反応が沈滞、減弱している病情です。陰証といいます。顔面蒼白、沈うつ、言葉少なく、悪寒や冷えを訴えるなどです。

「陽」とは、生体反応が発揚、増強している病情です。陽証といいます。顔色紅潮、活気があり、おしゃべり、炎症、充血、発熱などの症状が生じます。



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