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腰痛 関節痛 高血圧(66歳男性)の漢方相談

ご相談者
-現在飲んでいる薬です。
ディオパン錠80mg リピトール錠80mg 十二指腸潰瘍予防 ガスター錠10mg タフマックE配合カプセル ムコスタ錠100mg 自律神経失調症 パキシル20mg アモキサンカプセル25mg デパス1mg
堀口先生
証判定の結果を見ると、陽虚と血虚、陰虚が高く出ています。これらを改善していく必要があります。
両足の付け根の痛みがあることから、骨盤内の流通が悪いと予想します。大便が硬いこと、ゲップやおならが多いこと、小便の出が悪いこと(前立腺肥大?)から腰から骨盤内が混み合って、血流や神経の伝達が悪くなっていると思います。
大便はどのくらいの頻度でありますか?下剤などをお使いになることはありますか?
ご相談者
-排便は、あまり良くりません。但し、便秘はしません。周期は1回/3日くらいです。食後にマグネシウムを飲んでいます。
手足の冷えについてですが、手は冷えませんが、下肢(腰より下)がよく冷えます。
次いでに今まで飲んだ漢方薬を再度連絡しておきます。 ①麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう) ②牛車腎気丸(ごしゃじんきがん) ③桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)+ブシ末 を服用しましたが、効果なしです。
運動は、ウオーキングマシンで1時間歩く(傾斜5%、速度4.7km/h)ことですが、これ以上の速度は無理のようです。5日/週 フィットネスクラブで。また、体幹のトレーニングも出来る範囲で行っております(ストレッチ、腹筋・背筋) 漢方薬を決定する前に、問診があれば追加で質問願います。
もう1点、大事な事がありました。整形外科で腰部脊柱管狭窄症によく効く薬、プロスタグラジン製剤(プロレナールとかオバルモン)は私の場合は効かないと云われ、処方されませんでした。理由を聞くと、痺れがないからと云われました。
私の症状は、腰に痛みはありますが、痺れ・麻痺はありません。麻痺〉痺れ〉痛みの順と思われます。ためしに、プロレナールを60日間、服用してみましたが、ドクターの云われととうり、効きませんでした。 この点もご配慮、願います。
それと、失礼かもしれませんが、私のような患者に何人位、相談・処方されましたでしょうか? ネットでいろいろ調査していますが、痛みだけの例が殆どありません。たいがい、痺れが出ています。 私と類似の患者に遭遇されましたでしょうか?
堀口先生
お知らせありがとうございます。麻痺や痺れなく、腰痛のみとのことですね。神経根症ということになりましょうか?
脊柱管を出たすぐの所で、靱帯や腱、筋肉などが神経を圧迫あるいは接触していると予想します。感覚神経は運動神経より、細く弱いですので、狭窄が起こると感覚神経からダメージ受けます。
ですので、初期は冷えや違和感で発症して、痛み痺れと続き、最終的には麻痺に至ります。
ミッツさんは腰部神経根症と脊柱管狭窄症の初期と予想します。今後の治療方針としては、腰椎周辺の筋肉と靱帯などの結合組織を柔軟にして、その付近に空間的なゆとりを作ることが大切です。
漢方でお手伝いできることは、腰椎周辺の空間を作ることです。そのために、骨盤内をすっきりさせる必要があります。大腸、膀胱、前立腺は特にすっきりさせたいです。鍼灸院も併設して、患者さんを見ていますので、腰痛だけの脊柱管狭窄症の方もいらっしゃいます。
腰痛の発症はいつ頃でしょうか?また、食後の酸化マグネシウムは、1日に何回服用しますか?
ご相談者
-今から、考えると、発症は4-5年前かと思います。
当初は、ただの腰痛と判断し、①なにもせず1年位すごし、②おかしいので整体に行きましたが、何ら効果が出ないので整形外科に昨年の12月に行き、現在の腰部脊柱管狭窄症と診断されました。
そのあと、セカンドオピニオンも必要と考え、他の整形外科を受診しましたが、同じ診断でした。
酸化マグネシウムの服用は、2回/日です。
整形外科の治療は、リハビリのみ(2か所とも)で、ストレッチと腹筋・背筋の強化が唯一の治療(除く手術)とも云われました。 これでは耐えられないと考え、選択子として漢方に頼ることにしました。
堀口先生
証判定の結果とご様子から、通導散と疎経活血湯を混ぜて一種類としてご用意します。
通導散は婦人科にも使う薬ですが、骨盤内を通じ導き出して、空間的なゆとりを作るのに良い処方です。排便がもっとスムーズになります。疎経活血湯は足の付け根や腰部の血行を促進し、腰痛を改善します。
処方された漢方薬
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通導散(つうどうさん) | |
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「比較的体力があり、下腹部に圧痛があって便秘しがちな人」の次の症状に有効とされています。 月経不順 月経痛 更年期障害 | ||
| →適した証:血瘀 | ||
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疎経活血湯(そけいかっけつとう) | |
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次の症状に有効とされています。 関節痛 神経痛 腰痛 | ||
| →適した証:湿痰 | ||