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ホットフラッシュ(51歳女性)の漢方相談

ご相談者
-現在服用中の薬はありません。半年位前からホットフラッシュの症状が出始めました。はじめは夜が多かったのですが、最近では、昼間も出ます。ここのところ夜と就寝中がひどいです。
杉花粉とハウスダストにアレルギーがあり、三年位前から、特に二月から四月くらいの間、体に発疹(赤くて細かいプツプツ)がお腹や腕の内側などにでるようになり、痒くてなかなか治りません。皮膚科で、アレグラとマイザー軟膏を処方され一旦は良くなるのですが、またしばらくすると繰り返します。
市販の「命の母」などを飲んでみましたが、胃が痛くなってしまい、続けられませんでした。足が冷え、体が重い感じです。
私の場合、証の判定結果が多かったので、二種類に変更していただいた方がいいのでしょうか?
堀口先生
ホットフラッシュとアレルギーにお悩みとのことですね。証判定の結果を拝見すると、湿痰と気滞、気虚がかなり高く、さらに血虚や陽虚も高く出ていますね。
血虚や陽虚は、ホルモンの働きの低下を示し、更年期の症状がこれに相当します。
湿痰と気滞は、アレルギーによる湿疹を起こす原因となっています。体内に余分な水分が停滞して、それが更年期によるホルモンと自律神経の影響を受けて、皮膚の炎症を起こしているようです。やはり、二種類にして頂けると、処方を選びやすいですね。
また、下痢しやすいとのことですが、どんな時にどのくらいの頻度で下痢しますか?
ご相談者
-お世話様になります。下痢は、冷たい飲み物を飲んだ時や冷たい食べ物を食べた時におこります。夏に多いです。普段から、なるべく冷たいものを飲まないようにしていますが、喉がかわいたり、暑かったりして、つい、飲んだり食べたりしてしまうと下痢になってしまいます。
一番おこしやすいのは、冷たい飲み物を短時間で飲んでしまった時です。自分で気をつけているので、頻繁におこることはありません。処方の件ですが、二種類でお願いします。
堀口先生
まず、のぼせなど更年期的な症状の改善に、黄蓮解毒湯と柴胡加竜骨牡蠣湯を組み合わせて一種類としましょう。
自律神経を調整して、精神的な安定も図ります。さらに、越婢加朮湯と白虎加人参湯を組み合わせて、もう一種類とします。こちらは、皮膚の炎症を鎮めて、皮膚のかゆみや湿疹、蕁麻疹などを改善します。
ご相談者
-おかげさまで昨日届きました。ありがとうございます。早速、飲み始めました。昨日二回、本日一回飲みました。いつも足の指先が冷たいのですが、今日はだいぶ改善されたように感じます。
ホットフラッシュは、相変わらず昨夜も何回かおこしましたが、今までは、首から上というか、首と顔が熱くなったのですが、背中とお腹まで熱くなるようになりました。なんだか暑くて、半袖のTシャツ一枚で寝てしまい、風邪を引かなければいいなと思っています。
何か変化がありましたら、またご報告させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
堀口先生
お知らせありがとうございます。ホルモンと自律神経の働きを調整しますので、服用始めは多少体調が変動すると思います。あまり辛い症状があれば、ご連絡ください。多少変動しながら、よい様態に治まっていきますので、心配しないでください。
処方された漢方薬
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黄蓮解毒湯() | |
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| →適した証: | ||
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柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう) | |
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「比較的体力があり、心悸亢進、不眠、いらだち等の精神症状のある人」の次の症状に有効とされています。 高血圧症 動脈硬化症 慢性腎臓病 | ||
| →適した証:陰虚 気滞 | ||