ふらつき(43歳女性)の漢方相談

ご相談者
-今年の2月に歩行中に車に跳ねられ約2カ月の入院。退院2日前にパニック障害になりました。
最初はうつのような症状(不眠、動悸、不安、強い吐き気、肩こり等)がありましたが、近くの薬局で漢方飲んで少しずつ治ってきました。 現在、特に辛い症状は歩いているとふらつきがひどくなり転びそうになる。
それと食慾不振(以前より食慾がおちた)。食後の胃のムカツキです。軽い動悸はたまにありますが以前よりはかなり楽になりました。現在、桂枝加竜骨牡蛎湯エキスを飲んでいますが、いまいち改善した実感がありません。
堀口先生
証判定の結果を拝見すると、気虚が一番に出ています。ふらつきにお悩みとのことですので、気の不足が大きく関与していますね。下痢しやすいとのことですが、どのくらいの頻度ですか?また、血圧はどのくらいですか?
ご相談者
-連絡ありがとうございます。血圧は109、66です。先月末の健康診断でも異常なしでした。
下痢は昨日は三回でした。でもこれは女性ホルモンの関係です。毎日下痢ぎみではなくて、硬い日もあります。普段は1日1回くらいの便通でどちらかというと柔らかいほうです。薬は顆粒での処方ですか?錠剤は苦手なもので。。。
堀口先生
お知らせありがとうございます。お困りのふらつきは、交通事故による頚椎ムチ打ちなどの影響もあるのでしょうね。大脳の下から迷走神経(自律神経)や内耳神経(前庭神経・平衡感覚)が出ており、頚椎への大きな揺れや衝撃があると、これらの神経の働きが乱れることはよくあります。
食欲不振や吐き気など胃腸の働きも自律神経が大きく関与します。生理中は下痢になりやすいのですね。ホルモンと自律神経の働きも深く関連していますので、この影響なのですね。
漢方処方は、まず胃腸の働きを整えましょう。六君子湯を選びます。
さらに、自律神経の働きを整える香蘇散を加えましょう。2処方を混ぜて一種類としてご用意します。エキス顆粒剤です。
香蘇散はのど風邪やリンパの炎症にも使いますが、肩こりや頚椎の緊張を和らげる作用があります。紫蘇と香附子が、精神的な緊張や不安感を緩和する作用もあります。頚椎から後頭部の炎症が取れてくれば、内耳神経の働きが整い平衡感覚も回復して、ふらつきなど緩和してくると思います。
処方された漢方薬
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六君子湯(りっくんしとう) | |
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「胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすい人」の次の症状に有効とされています。 胃炎 胃アトニー 胃下垂 | ||
| →適した証:気虚 湿痰 | ||
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香蘇散(こうそさん) | |
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「胃腸虚弱で神経質の人」の次の症状に有効とされています。 風邪の初期 | ||
| →適した証:気滞 | ||